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コラム - Monthly Column

Column組織や人の行動が目指す成果を生み出すために

プロセスの場のマネジメント

株式会社HPT研究所
代表取締役
パフォーマンスファシリテーター
伊藤 克彦

2007.07.24 Update

企業組織には、様々な問題が生じています。

「問題」は、おかれている現状と目指す状態の間にギャップが生じていることから認識されます。また、目の前に広がっているビジネスチャンスをいかにものにするかという観点での問題認識もあります。これは「機会」という概念で捉えられています。

このような「問題」や「機会」に対し、私たちがどのようなアプローチを行っているかについて考えてみたいと思います。

私たちは、「組織は環境に適応するための1つのシステムである」と理解をしています。そして、そこでの組織と個人の関係や生み出される成果を3つ のレベルで見ていくことを通常行っています。

(1)組 織(目標と戦略、構造、成果をどのように判断しているか、マネジメント)
(2)プロセス(仕事やマネジメントをする上での様々なクロスした役割や機能組織間連携といった組織内の動き)
(3)仕事と人(個人成果を生み出す仕組みと適正配置)
という3つの観点です。

組織的側面から言えば、組織は各組織機能や役割が相互に絡み合い、協働、連携することによってうまく機能します。そういう意味では、組織はこうした内的プロセスそのものといっていいかも知れません。
そして、こうしたプロセスは、個人的成果を組織的成果へと発展させ、相乗的なものにしていくための重要な要因といえます。

例えば、海外に複数の拠点を持つある企業では、顧客ニーズの明確化をアメリカで行い、日本で製品企画・デザインを行い、生産のプロトタイプを開発し、中国で生産を行っています。
こうした組織体制のもとでは、相互に各組織機能が連携・協働しなければいい成果をあげることはできません。これは、国内組織においても同じでしょう。

組織をいくら変えても、こうした「各組織間における相互のクロスするビジネスプロセスを変えない限り、変化は永続的なものにならない」といわれています。しかし、 こうした側面は通常見落とされがちで、むしろ組織間利害の対立やメカニズムによって阻害されているのが現状です。

こうした「組織における効果的なプロセスに影響を与える事柄やそのマネジメ ントこそが組織成果に大きな影響を与える」と考えられています。それは、そうしたプロセスの場をマネジメントすることに他なりません。

講師Profile

伊藤 克彦

株式会社HPT研究所 代表取締役 パフォーマンスファシリテーター
広島大学教育学部心理学科卒。(株)リクルートに入社後、人材総合サービス部門に配属。北陸、九州地区の人材総合事業の責任者として事業全般を担当。その後、関連会社で事業開発や事業基盤作りの業務を担当した後、リクルートにて広告局々長、人材総合サービス事業部門 営業変革推進部々長を歴任。
平成14年4月に(株)HPT研究所を設立し現職。顧客企業に対し、人・組織とIT技術の融合による21世紀型の新しいビジネスモデル構築を支援するサービスを提供している。専門分野は、組織の戦略、業務、人事のプロセス変革。

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