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コラム - Monthly Column

Column会社を変える!組織活性化4つのツボ

第2回

自信を引き出すミッションの共有

ビジネスコーチ株式会社
 取締役
泉 一也

2007.10.15 Update

「あなたが何をしたいかではなく
 あなたはこの人生で何を求められているか?」

この質問に皆さんなら、どう答えますか?

ミッションとは、日本語でいうと使命。
それは、存在している意味=存在意義を持たせるということ。

もともと、世の中の物事には、良い・悪い、正しい・間違っている
といった意味付けはされていません。ただ現象が起こっているだけ。
つまりニュートラルなのです。

ミッションとは、人間が自らその存在に意味を見出すこと。

吉田松陰という幕末の儒学者は、長州(山口県)の片田舎で、松下村塾を
開き、貧しい武士の子や農家の子供に、己のミッションを気づかせました。

彼は、生徒にミッションを教えたのではなく、気づかせたのです。

だから、彼の松下村塾からは、近代日本を築き上げたリーダーが
数々輩出されたわけです。

組織のミッションとは、自分たちがやりたいことでなく、
社会から何を求められているのかを考え、自ら意味付けすることです。

この意味付けを忘れた企業は、どうなるでしょうか?
2つの問題を起こす可能性があります。

ひとつは、自分達がよければいいといった価値基準が働き、
内部だけの論理がまかり通ります。
そして、最後は倫理的な問題をおこし、社会から信頼を一気に
落とすことになります。

もう一つは、独自性が失われる。
どこにでもある普通の会社に変わっていくのです。

私は、創業者が作り出した会社という箱、ルールを継承するだけで
社会的な意味付けが伝承されず衰退していく企業を数々みてきました。

創業者が作ればいいわけでなく、常に社員は仕事を通して自分たちの
ミッションを感じ、考える場と時間が必要です。

社会の中での自分たちの位置づけ、役割を感じながら、ミッションを
発見する。この過程が大切です。

リーダーが常に、そういった情報をメンバーに伝え、対話をする場を
積極的に設けること。青臭い話は苦手・・といっている人は
リーダーには向かないということです。

ミッションを発見し共有する“3つの質問”があります。
これを個々が紙に書きながら自由に発言をする。思いのたけを伝え合うのです。

Q1.私達は今、この社会において何をすることを求められているのか?
Q2.私達のことを必要している人は誰か?
Q3.その人達に、私達の強みを活かして、喜んでもらうには、何ができるか?

人間は物語の中から人生の意味を見出し、動機づけされ、成長する動物です。

ミッションとは『社会における我々の物語』なのです。

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講師Profile

泉 一也

ビジネスコーチ株式会社 取締役
100社以上の企業において、組織活性化のコーチング実績を持つ。「言えない問題は何ですか?」と問いかけながら、本音の対話を巻き起こし、組織に眠る『本気』のエネルギーを引き出す。彼の本音でぶつかるガチンコ精神は、頑固職人の父親譲り。著書に「企業病に効く!ビジネスコーチング」(総合法令出版)ソフトブレーン社「プロセスマネジメント大学」の専任講師を務める。

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